一人で始める!エステサロン開業に必要な11のこと
大阪バリエステスクール
エステサロン開業スクール
Bali Spirits®の濱田京子です。
美容や健康のお仕事、手で人を癒すお仕事といえば、エステやリラクゼーションのお仕事ですよね。
今や、エステやリラクゼーションのお仕事は、一人でも、低コストでも、簡単に始められるようになりました。
でも、エステをお仕事にする、お店を開業するために必要なこと、プロセスが分からないというお声もたくさんいただきます。
この記事では、30~50代の女性が一人でエステサロンを開業できるまでに必要なもの、身に付けておくコトをご紹介しています。
このような方に向けて書いています。
- エステやリラクゼーションのお仕事で独立開業したい方
- 自宅サロン、店舗サロンどちらの方も対象です
- まずはオーナー兼セラピストとして開業される方
- 無理なく小規模で始め、徐々に大きくしていきたい方
- 会社員から美容業界に転職を考えている方
- 主婦業をしながらも、サロン開業を考えている方
※オープン当初から、4~5人くらい雇用するつもりの方には不向きな記事です。
目次
未経験でエステサロン開業に至るまで
私も、会社員として働いていたころから、何となく「女性の人生をよくするお仕事がしたい」「これなら会社のしがらみや上司部下関係なく自分一人で出来そう!」と思い、美容業界の転職を決めました。
私の場合は、「よそのエステサロンやリラクゼーションサロンで働く」ということを全く検討しなかったので、最初から独立開業する計画でした。
美容業界では全くの就労経験ゼロで今のサロンとスクールを立ち上げました。
この記事では「エステサロン開業しよう!」と思いついたところから、実際に開業できるまでのプロセスや、経営に必要なものを書いています。
まず、大まかに必要なものを挙げています。
1.技術
2.生体理論・解剖学
3.資金
4.経営の基礎知識
5.理念とコンセプト
6.売上計画
7.店舗
8.器具や家具
9.商品、商材
10.インフラ・システム
11.人脈
「この順番で用意しておくといい」という順でご紹介しています。
人それぞれの目標やお店のスタイルが異なるので、ここでご紹介する『必要なもの』や『揃えていく順』はあくまでベースであり、人によって変えてもらって大丈夫です。取捨選択していきながらお読みくださいね。
それでは1つ1つ解説していきましょう。
1.技術
自分がオーナーであり、セラピストやエステティシャン(以後、「セラピスト」という言い方に統一しますね)でもあるというスタイルの起業なら、まずは自分が技術を身に付けないことには何にも始まりません。
そして、全ての中で一番身につくのに時間がかかるものは「技術」です。
開業初日からオーナーレベルの技術を持っていないといけないので、何が何でも一番最初に身に付けることになります。
まずは開業までに、少なくとも通算100人以上の施術実績は積んでおきましょう。
スクールのモデルレッスンを利用したり、家族、友人、同僚に協力してもらったりして、さまざまな年代、さまざまな体質(肌質)の方の施術を経験しましょう。
技術は、「自分がこれをしたい!」というものをシンプルに選べばいいです。
例えばこのようなものがあります。
バリニーズマッサージ/フェイシャル/タイ式マッサージ/ロミロミ/インドエステ/痩身エステ/アロマテラピー/リンパトリートメント/ヘッドセラピーなど
またフェイシャルといっても多数種類があります。
自分がピンとくるもの、自分が一生かけて学びたいものを選ぶのがいいです。
決して「バリ式よりロミロミの方が儲かりそう」(偏見、笑)という打算で選ばないようにしましょう。
逆に、好きな技術、ピンとくる技術や手技がなかったら『5.理念とコンセプト』から設定しましょう。
あなたの理念やコンセプトが叶うような技術を選択しましょう。
なお、女性向けのエステサロン、リラクゼーションサロンを開業するなら、ボディもフェイシャルも両方できるようになっておくことをお勧めします。こちらの記事もご興味あればご参照ください。
※こらは有料記事になっています。途中まで無料で読めます。
2.生体理論・解剖学
一人で開業されているセラピストの方で、開業時に理論を身に付けている方は、それほど多くありません。
ほとんどの方が「技術を身に付ければ開業できる」と思い、技術を身に付けて、自宅などでサロンをしています。
リラクゼーション(癒し)だけなら、それも不可能ではありません。
でも、それだと長続きはしません。
直接お客様のお体やお肌に触るお仕事をするなら、絶対理論も身に付けておくべきです。
私も、開業前から1年かけて基礎をみっちり勉強しました。(もちろん開業して10年目でも常に勉強しています。勉強に終わりはない。)
あなただったら、体のことを良く知っているセラピストと、体のことをあまり知らないセラピスト、どちらに触ってもらいたいですか?
お客様が期待されていること
サロンにお越しのお客様は、シミやニキビなどの肌荒れ、便秘やPMS、不定愁訴など、ご自身の肌や体のお悩みも相談されます。
体質改善や肌質改善のお悩みにのる際に、どうしても体や肌の基礎というのは必要です。
お客様から聞かれて、慌ててネットで答えを検索したり、TVや雑誌に書いてあることから答えを導きだしているようではプロとは言えません。
プロとしての知識がないと、答えがあやふやになり、施術では満足していただいてても、せっかくの信頼を失います。
逆に、お客様からの疑問や質問に対して、的確に答えることができると、信頼感は増し、サロンやセラピストへの期待値も上がります。
さらには、『知識が豊富な人が推奨している商品』としてホームケア商品も購入してくださいます。
健康や美肌について、どれほど世の中に正しい知識が出回っていますか?
一般消費者にとっては、TVやネットなどの情報は、精査できないくらいあやふやな情報が多いのです。
お客様たちもそれらの情報に右往左往しており、何が正しいのか分からず困っています。
ですので、体のことやお肌のことを正しく学び、お客様のお悩みに、親身に耳を傾け、改善法を提案できると、付加価値もつきます。
カウンセリングが出来る知識や能力を身に付けて、的確なアドバイスや施術ができるようになりたいですよね。
生体理論や解剖学について身に付ける順序としては、以下のようなスケジュールで学ばれることをお勧めしています。
セラピストに必要な生理学・解剖学
技術と並行して、もしくは技術を学び終えたらすぐに理論(ここでは解剖学や生理学)も学びます。
技術を学び、手が動くようになってから理論を学ぶほうが頭に入りやすいです。
カウンセリング学
カウンセリング学は、身に付けた理論を、お客様へのヒアリングやアドバイスに活かすことです。
たとえば、何が原因でシミができるかを、正しく原因追求し、お客様にお話したり、生活習慣やスキンケアのアドバイスができるようになるための講座です。(カウンセリング学を教えているエステのスクールはかなり少ないです)
カウンセリング学を学ぶタイミングは、技術を学び、解剖学で基礎を学んだあとです。
生理解剖学を学んでいれば、開業する少し前から学んでも、開業してからでも間に合います。
開業前の練習段階でモデルになってくれた人からお悩みを聞いたり、ご来店されるお客様からお悩みを聞いたりして、実践にも生かせます。
この順序はあくまで私の推奨です。これらが必要かどうか、どのタイミングで学ぶのがベストか、などは、皆さんの目標次第です。スクール相談などでご相談くださいね。
3.資金
資金は「欲しい!」と思えばすぐに入ってくるものではないので、「独立開業」「起業」と思い浮かんだ時から、意識して溜めておくことが必要です。
どれくらい必要かは、開業するサロンの規模や、自宅or店舗などサロンのスタイルにもよります。
一人で開業するとして
- 自宅にスペースがあるなら30万円~
- 店舗を借りるなら、大阪市内で100万円~
というのが概算の開業資金です。
(勉強や資格取得に関する費用は別です)
エステサロン開業に必要な資金の目安はこちらの記事に具体的に書いています。
実際、私が10年前に大阪市内で開業した場合の例をもとに、さまざまなパターンで内訳も書いています。
※こらは会員専用記事になっています。会員登録(無料)・ログインの上お読みいただけます
4.経営の基礎知識
“お店を持つ=持続的なビジネス”ということで、少なくとも経営者の考え(経営観念)や基礎的な経営学は身に付けておきましょう。
経営学といっても、大手や中小企業の社長が学ぶような経営学ではありません。
個人のエステサロンを営むのに必要な分だけで大丈夫です。
ただし、最初(開業まで)の準備が肝心です。
エステサロン開業に必要な考えや知識はこちらです。
起業とは/理念とは/コンセプトを決める/ポリシーを設定する/成功する考え/資金計画/売上計画/経理会計の仕方/顧客管理/開業届・確定申告/メニュー構成/単価設定/販促活動(宣伝広告)
基礎といってもたくさんありますね。これらは、物件を借りてから学んでいては遅いです。
(学んでいる間に、どんどん固定費を支払っていく形になります)
技術を身につけながら、物件を探しながら、少しづつでも知識、知恵として身に付けていくことが必要です。
資金計画や売上計画も全て最初に計画しておきます。
(計画は途中で変わってもいいのです)
行き当たりばったりな経営にならないよう、経営の基礎知識を身につけましょう。
オンラインスクール『セラピスト経営塾』では、一人で開業を目指す方のために、これらを一から学びます。
『セラピスト経営塾』の場合は、1ヶ月ごとにテーマがあり1年目は基礎を、2年目に実践編、3年目に応用編を学ぶことができます。
「お店を出そう!」「開業しよう!」と決めた時から学び始めると、準備→計画→実践→検討→さらに実践(応用)と知識も実力も身に付けていくことができます。
少なくとも誰にとっても必要なのは、基礎を身に付け、実践で出来るまで。応用力がある方、2年でしっかり集客したり売り上げを挙げられていたら、経営塾は卒業し、自分でもいろいろ試すことが可能です。
ただし、もし何も学ばずに開業してしまって1~2年経っていたとしても、今からしっかり身に付けることで結果は取り返せます。
また、「1年も2年もかけられない…早く基礎力も実践力も付けたい!」という方は、マンツーマンで経営学を学ぶことも可能です。
5.理念とコンセプト
理念やコンセプトは、『4.経営の基礎知識』の中にも入っているのですが最重要事項なので、特記しておきます。
エステサロンやリラクゼーションサロンに関わらず、どんな起業をするにしても、明確な理念とコンセプトは必要です。
これが経営の軸になり、キャッチコピーにもなります。
理念やコンセプトがサロンの軸になり、顧客ターゲットが決まります。
顧客ターゲットが決まると、サロンのメニューや料金が決まります。
理念やコンセプトが出来ていなかったら、サロン経営はただの感覚的なものとなり、基準や目指すものもなく、お客様もピンとこず、グラグラ不安定なものになります。
オンラインで行っている『セラピスト経営塾』では、常にここをハッキリさせるように問いかけています。
最初はボンヤリした内容であっても、SNSで情報発信していったり、店舗を探したりする過程で、さらに明確になってきます。
これまで開業されてきた方も、常にここに対して頭をひねっています。
理念やコンセプトが決まったら、お店の名前も決めましょう。
6.売上計画
理念・コンセプト同様、売上計画についても、『4.経営の基礎知識』の中にも含まれる内容ですが、かなり重要点なので特記します。
一人でお店をしよう!と思う人は、売上計画や経営計画を誰かに出す必要はありません。
でも、計画をたてておかないと、後から「こんなはずではなかった…」と思うことになります。
店舗を借りて、設備を整えて、固定費(家賃や光熱費)がかかってくるタイミングで、チラシを作ろうか?ホームページを作ろうか?SNSを作ろうか?と考え始めても遅いのです。
「毎月どれくらいの売上が必要か」
「それはどのようにして達成するのか?」
これらに対して
1ヶ月目、2ヶ月目、3ヶ月目…と約1年くらいの計画をたてておきましょう。
ポイントは、「〇月は▲▲万円売り上げる」という売上額だけでなく、「どのようにしてそれを達成するのか」も予め決めておくことです。
どんな計画を、どのように立てるのか?分からない方はエステサロン経営のお悩み相談や、セラピスト経営塾などをご利用ください。
売上や集客の具体的内容についてもこちらで学べます。
7.店舗
自宅サロンから店舗サロンまで
オーナーセラピストであり、お客様との1対1のサービスなら、店舗としても使えるマンションやハイツを借りたり、自宅の一室をサロンスペースにすることでエステサロンは始められます。昔に比べるとかなり幅が広がり、お金をかけなくてもエステサロンがオープンできるようになったのです。
メニューにもよりますが、最低でも5~6帖あれば施術スペースとしては充分です。
※ただ、ゆったりとした空間でカウンセリングをしっかり行いたい場合は、もう少し広さが欲しいですね。
◆自宅の一室にサロンを構える場合
一般的にコストは一番安くて済みますが、美容やリラクゼーションで重要なことは生活空間を全く別にすることです。
離れを利用したり、玄関を別にするのが一番ですが、予算上、家の構造上で難しい場合は、生活空間との境目をハッキリさせましょう。
家賃は発生しませんが、場合によっては改装費用が必要になるかもしれません。
◆マンションを借りてオープンする場合
市街地では、リノベーション物件やデザイナーズマンションも含めて、「事業用可」(お店に使ってもいい)のマンションもたくさん出てきました。プライベートサロンならワンルームや1DKの広さでも充分です。
少しキレイ目のマンションであれば、改装なしでも充分サロンをすることは可能です。
(マンションの場合、最重要は商用利用可か不可か、です。広さやデザイン、予算がOKでも、最終的に商用利用不可の物件となると営業はできません。)
◆テナントを借りる場合
自宅の一室を利用する、マンションやハイツを借りる、というパターンと比べて一番コストがかかるのがテナントです。
テナントを借りるメリットは、①100%事業用可、②路面店であればお客様の目に留まりやすい、といったところでしょうか?
あとは、タイミングさえ合えば、③居抜きで借りられる(元エステサロンだったところをそのままの内装で借りられる)というのもメリットのひとつです。
デメリットはやはりコストです。初期費用、家賃、改装費がかかります。
場合によっては500万円~1,500万円はすることも。
一人オーナー兼セラピストなら、広くなくてもいいですし、そんなにコストをかける必要はありません。
郊外や田舎の方では、事業用可のマンションを探す(郊外や田舎は少ない)よりも、安いテナントを借りたほうが早いかもしれません。居ぬき物件が安くあれば、言うことはないですよね。
店舗探しで重要なこと
①必須条件と、歓迎条件を明確にしておく。
立地/予算(初期費用・家賃)/広さ/イメージ/機能性/駐車場の有無
*マンションなどを検討している場合は商用利用ができるかどうかも重要な確認事項のひとつです
②『5.理念とコンセプト』で決めたコンセプトと立地があっているかどうか
たとえば、ターゲットが、仕事をバリバリ頑張っているビジネスウーマンで、会社帰りに来てもらいたいなら、会社が多く集まる場所にお店を構えるのが理想です。逆に「休日にノンビリ羽根を伸ばしてもらいたい」なら、住宅街や、郊外の駅近が理想です。ここのコンセプトがはずれてしまうと、「物件が見つからない」というループにハマってしまいます。
いかに、この順番通りに、「必要なもの」を用意していくのが大事か、なんとなく掴めてきたでしょうか?
8.器具・家具
エステの器具用具
オールハンドの施術がメインの方はこれらの器具用具が必要です。
ベッド/タオル(消耗品でもある)/スツール(イス)/タオルウォーマー/スチーム(フェイシャル)/スパチュラやシャーレ、ボウル
マシーンを中心とした施術がメインの方は、さらにマシーンも必要ですね。
この中でも重要性の高いものは、ベッドとタオルでしょう(タオルは消耗品でもありますが)
これはセラピストとしての作業性と、お客様の体に触れるものとして、ここをちゃんと選ばないと心地よくないトリートメントとなってしまい、質が下がりかねません。
ベッドやタオルは、習得した技術に応じて適切なタイプが異なってきますので、技術を教えてくれた先生に、どういったベッドを買ったらいいか、なども相談しておきましょう。
私も、バリニーズマッサージに必要なベッドの大きさやタイプは説明できますが、タイ古式マッサージに必要なベッド(マット?)はわかりません。器具は技術に準ずるものとして、アドバイスをあおぐ方を間違えないようにしましょう。
衛生用具
エステやリラクゼーションは、お客様のお肌やお体に直接触れるお仕事です。サロンを清潔に保つための用具(家電製品)も必要です
空気清浄機/加湿器/紫外線消毒器/掃除用具/洗濯機
家具や小物
ドレッサー・イス/商品棚・ディスプレイ/カウンセリング時のテーブルとイス/アメニティ/その他雑貨や小物
家具や小物は、最初にどうしても必要なものと、後から足していけるものを分けておきましょう。
ほとんどの方は、最初から予算がかけられないことが多いですよね。
最初に必要なもののリストを作って予算を組んでおくと、「必要性が薄いものにお金をかけてしまった!」という失敗が少なくなります。
オーナー兼セラピストで一人で経営する場合、「小さく生んで、大きく育てる」方法をお勧めします。
家具やインテリアは、機能や導線重視で、イメージを壊さない程度のインテリアからスタートするのがお勧めです。
事務用品や消耗品
エスサロンのお仕事にも事務処理はつきものです。
パソコン/電卓/プリンター(コピー機兼)/用紙や文房具/店舗消耗品
カウンセリングシートを印刷したり、ポップなどを作成したり、カルテを付けたり、会計業務を行えるように準備をしましょう。
9.商品・商材
お店は、商品がないと成り立ちません。
『エステサロンの商品』とは、基本的にはサービス(施術)と商品(ホームケア商品)で成り立っています。
サロントリートメントはもちろん大事ですが、お客様がトリートメントの効果を持続できるホームケア商品を揃えておくことが、安定経営やお店の信頼に繋がります。
サロンで使ったり販売する商品は、『1. 技術』を身に付けている時から意識して探しておきましょう。
なるべく、習得した技術とマッチするものがいいです。
他には、以下のような基準で決めるといいです。
・品質や有効性が確かなもの
・取得した技術や理論に合うもの
・自分が好きな商品
・一般流通やネット販売されていないもの(サロン専売品)
10.インフラ・システム
インフラを整える
インフラとは、日常生活でいえば、水道、ガス、電気、交通など、それがないと生活が成り立たないもののことを言います。
ここでは、店舗をするにあたって整えるべきツールをインフラとして説明していきますね。(電気や水道は当たり前の設備としてスルーします)
①店専用の電話番号をとる
ひと昔前は信頼を得るため固定電話(03- や06-などの市外局番から始まる電話)を推奨していましたが、個人で行っているプライベートサロンであれば、携帯電話でも可。ただし、個人の番号とは別にしましょう。
②ドメインをとる
※WEBサイトもメールアドレスも要らないという方はドメインは不要です。
ドメインとは、インターネット上の領域のことでWEBサイトがどこにあるかを指すものです。「.jp」や「. com」など見たことがあると思います。
店舗のWEBサイトや店舗用のメールアドレスをとる予定なら、お店の名前が決まった時点でとっておくといいです。
ドメインを取得し、維持するには費用がかかります。
〈例〉
Bali Luxeのドメインはbali-luxe.jp、Bali Spiritsのドメインはbali-spirits.jpです。
ウェブサイトのアドレスは、https://bali-luxe.jpで、メールアドレスは、info@bali-luxe.jpです。
③サーバーを準備する
※WEBサイトもメールアドレスも要らないという方はドメイン同様、サーバーは不要です。
サーバーについては、個人で管理するか、WEBサイトの制作会社で管理するかによっても異なります。
この時点ですでにWEBサイト制作を発注しているなら、その業者さんに相談してみましょう。
システムを整える
①会計・経理・確定申告のためのシステム
経理・会計や顧客管理、予約管理をどのようにするかを決め、準備を整えておきます。
経理・会計にはExcelを使う方法や会計ソフト(弥生やFreeeなど)を使った方法があります。
会計ソフトが必要かどうかも、売上計画によって異なりますが、少なくともExcelが使える環境・スキルは整えておきましょう。
お店での簡単な経理業務については、セラピスト経営塾(4月)で教えています。
②顧客管理・予約管理のためのシステム
顧客管理もExcelで出来ます。有料の顧客管理システム(顧客のカルテ機能も含む)もありますが、システムの利用費なども要りますし、一人でサロンを運営するならそこまでは不要かと思います。
Excelで顧客管理をする方法なども、セラピスト経営塾(4月)で教えています。
③カード決済、キャッシュレス決済
現金以外の取引を予定している方は、カード決済とキャッシュレス決済の申し込みをしておくことが必要です。
決済会社によっては、店舗が出来上がっていないと(内観・外観の写真が必要なことが多い)審査に通らないことがあります。
また、簡単な審査でも通る小規模店舗用の決済会社もあります。
導入しておくべきものは、クレジットカード(少なくともVISA、master、JCB)と、PayPay、auPAY、d払いなどのQR決済です。
ひと昔前までは現金のみでもやっていけましたが、コロナ以降、キャッシュレスの使用率がかなり高くなりました。
エステサロンのサービスは、オプションで施術を付けたりカウンセリングによって受ける施術が変わったりすることもあります。
また、施術後、ホームケア商品(健康食品や化粧品)を提案しても「お財布にお金が入ってなかった」ということもあり得るので、現金以外でも支払いできるよう、設備を整えておきましょう。
なお、Bali Spiritsの受講生様や、オンラインスクールSpiritsの会員様は、こちらから決済会社をいくつか紹介することが出来ます。
11.人脈(ネットワーク)
多くの経営者が言っていますが、経営は孤独です。
特に、エステサロン経営するのに、美容のことを知っているだけでは、不十分です。
経営には想定外の出来事もつきものです。
社会を知る意味でも、多業種の方とのネットワークも構築しておきましょう。
異業種交流会やオンラインサロン、SNS等でネットワークを広げるのもアリです。
ただし、高額なもの、ノルマがあるもの(〇人紹介しないといけない等)は、かえって本業に差し障ることがありますので、どのようなコミュニティに入るか、どのような人脈を広げるかは見極めが重要です。
「人脈をつくらなきゃ!」「ネットワークをひろげなきゃ!」と頑張りすぎず、「楽しい」と思える交流会やコミュニティに参加してみましょう。
1~10までのことが出来ていたら、ある程度「自分の軸」というものがあると思いますので、どんな人と出会ってもブレずに自分の世界を築きながらも、横の世界も広げていけるのではないでしょうか。
このようなコミュニティがお勧めです。
・1回ごと、1ヶ月ごとに参加できるコミュニティ
・ノルマや強制力がない
このようなコミュニティはお勧めしません。
・入会金が高い
・〇年契約、など縛りがある
・人を紹介していくことが必須条件
↑もちろん経営を続けていって金銭的にも余裕があり、見る目も肥えていて、自分で有益と判断したなら、こういうコミュニティもアリです。
まとめ
この記事では、「開業までに必要なこと」を中心に書きました。
お役にたてましたでしょうか?
これらはどのタイミングで何を準備しておくか、人それぞれです。
全体の流れを書いているので、細かな部分を見れば、人によっては不要なものもあります。
具体的なことは、それぞれリンクしている別記事にてさらにご紹介しています。
また、今後、さらに詳しく書いた記事も執筆する予定です。
失敗しないエステサロン経営のためにも、準備万端で開業に挑みたいですね。
躓いた時や、相談してみたいことがある時は、エステサロン経営のお悩み相談やセラピスト経営塾で聞いてみて下さい。
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