体質改善の七原則② 入浴
カウンセリング学の第一章、体質改善の七原則 ②入浴に関しての記事です。
セラピストのお仕事は、サロンでのトリートメントを施すとともにお客様のお悩みに対して、美容や健康のプロとして、生活習慣や体質改善についてもアドバイスできなければなりません。
その中で不可欠なのは、正しい水分摂取と本記事の『正しい入浴の仕方』です。
サロンにお越しのお客様は、疲労、むくみ、凝り、体型(ダイエット)、体脂肪、肌の乾燥、何かしらのアレルギー、体内外の炎症、生理不順、PMS、ストレスなどで悩まれていますよね。
後述しているように、トリートメントの内容にもより、食事や運動などの一歩踏み込んだカウンセリングをするかしないかはよく検討したほうがいいですが、Bali Luxeでは、水分と入浴に関してのカウンセリングやアドバイスは、サロントリートメントに来られた方には、ほぼ100%話しています。
正しい水分摂取と入浴を習慣化していないと、せっかくトリートメントで体の「流れ」を良くしても、顧客様は疲労や浮腫み、凝りを繰り返します。
最低限、水分と入浴に関しては、日常生活で、その日にすぐ実行できる項目で、かつ習慣化しやすい内容ですので、ぜひ教えてあげてください。
この記事の目次
1.入浴がもたらす3つの効果
(ここまでは無料公開)
(ここからは有料記事)
2.1に加えた入浴の目的
3.適切な入浴時間、温度
4.理想の入浴フロー
5.シャワーだけではだめな理由(体視点)
6.シャワーだけではだめな理由(肌視点)
7.「お風呂につかるとのぼせる」というお客様へのアドバイス
(ここから下はワンランク上の入浴法)
8.冷えや婦人科系疾患、アトピーに悩む方への入浴アドバイス
9.経皮吸収について
10.入浴に塩を入れるのはいいの?
11.まとめ
入浴の目的や入浴の方法について基本中の基本、入浴の効果から
1.入浴の3つの目的
入浴の目的は、教科書通りでいくと ①浮力 ②水圧 ③温熱です。
浮力
入浴中は浮力により体重がほぼ10分の1になります。
たとえば50kgの人なら、その10分の1、つまり5kgになるということです。
お部屋で座ってみて手をついて体を浮かそうとしても浮きませんが、湯船の中では簡単に浮きますよね。
筋肉や関節は重力に逆らって動き、体全体を支えています。
お湯に浸かることで重さや緊張から解放され、筋肉がゆるまります。
また体の硬直がとけると、ストレス解消 にもつながります。
水圧
入浴中に身体にかかる水圧により、足元に滞っていた血液が押し上げられ、血液循環を促します。
天然のマッサージ効果ですね。
水圧によって横隔膜や肺が圧迫され、体内の空気量が減るので、空気を取り込むために心臓が活発に動いて沢山呼吸をするようになります。
心臓や肺が鍛えられ、むくみも解消されます。
セルフマッサージを適度に加えると、なおほぐれやすくなります。
温熱
シャワーと比べ、入浴することは身体全体が温まります。
身体全体が温まると 血行が良くなります。
またお湯の温度によって自律神経にも作用します。
適温のお湯に浸かると副交感神経を優位にさせ、リラックス効果 も得られます。
ただしお湯の温度によっては、交感神経優位に働いたり、入浴時間によってお肌のバリア機能が壊れ、正常に働かなくなりますので注意が必要です。
熱ければいい、長ければいい、半身浴ならいい…というTVや雑誌の知識をもとにするのではなく、セラピストとしての的確なアドバイスを行えるよう、この先の記事をしっかり読んで熟知しておきましょう。
2.1に加えた入浴の目的
この記事は「セラピストの教科書(有料版)」です。
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